経営財務コース
企業の求める即戦力を養成
企業は、経営的なセンスをもったフレキシブルな人財を求めています。 端的に言えば、「どれだけ企業の利益に貢献できるか」これこそが企業から問われる本質なのです。 どんな業種であっても、企業に利益をもたらすためには、資金の動きを把握し、常に損得を判断する能力が必須となります。
この能力こそ「会計」です。 つまり、「会計」に長けた人材は、いかなる業種・職業においても活躍できる人材ということができます。しかし、会計のスペシャリストとして、それだけを学習していればいいという訳ではありません。特に最近のビジネスシーンではコンピュータを抜きに業務はできません。 そして、その動きは常に進化しています。このような環境に柔軟に対応していける人材が、これからは必要とされています。
経営財務コースでは、企業が必要とする人材がどのようなものかを常に注視して、会計を柱とする様々なビジネススキルを養成するためのカリキュラムを組んでいます。
講義科目
基礎科目から応用科目まで、多彩かつ実務的な内容を学習します。
企業経営を、会計・経済・経営・法律などの様々な面から広い視野で分析できる能力を養います。
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商業簿記Commercial bookkeeping
会計行為の技術である「簿記」を学びます。CPAでは、この「簿記」の講義に最も多くの時間を割り当てます。企業活動のほとんどが簿記の技術を使用して記録されるため、将来、いかなる業種・職種に就こうとも、共通して必要な能力といっても過言ではありません。
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会計学Accounting discipline
簿記を学ぶ上で「なぜ、この会計処理とするのか?」という理論的裏付けを学ぶのが会計学です。簿記と会計学は表裏一体の関係です。また企業が財務諸表を開示し、それを比較可能にするための共通のルールがあります。それらについてもこの会計学を学びます。
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工業簿記・原価計算Industrialbookkeeping / Management accounting
製造業において、製品原価の算定等に必要な計算技術である「原価計算」を学びます。企業活動の成果を正しく測定するためには、コストを正確に計算する必要があり、経営戦略に活かさなければなりません。製造原価の計算を財務諸表に結びつけるとともに、会社の将来について経営戦略を練るための学びです。
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経営学概論Business administration outline
企業組織および様々な管理手法を学びます。自らが所属する企業がどのようなものかを理解します。また、企業の経営戦略についても学び「企業がどのように行動するのか。」その理論を理解します。
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税務会計Tax accounting
日本では企業活動においても納税の義務があります。その納税額の計算は、個人的に課される納税額とは計算過程が異なります。CPAでは企業で必要となる「法人税法」・「所得税法」・「消費税法」を学びます。
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法学Jurisprudence
法律は、日常生活において非常に遠い存在のイメージがありますが、実はとても身近な諸問題と密接に絡み合っています。専門科目である「民法」を学ぶ前に、その基礎となる法律全般の理論及び体系を学びます。
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民法Civil law
企業が行う経済取引は最終的には法律行為を行っています。またビジネスにおいても法律の知識が必要となる事案が多数存在します。その数ある法律の中でもビジネスを円滑に進める上で、特に重要性の高い「民法」について学びます。
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一般教養General education
専門分野の土台となる幅広い知識と、人間として持つべき教養とを総合的に身に付け、企業人としての礎を築きます。
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ビジネス実務Practical business
仕事をする環境、特に仕事上の人間関係において必須である「コミュニケーション能力」・「社会常識」・「ビジネスマナー」の3点を中心に学びます。
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パソコン授業Computer lessons
高度にIT化された企業経営環境に対応するため、PCの基本操作からビジネスを遂行する上で必須となる様々なアプリケーションの操作、さらに会計ソフトの仕組みと利用方法について学びます。
取得目標資格
日商簿記2級日本商工会議所が主催する検定試験です。最も規模が大きく、歴史があるため有資格者は会計業界で高い評価を受けます。2級は実践的な内容なので、取得すれば就職に有利になるので最低限取得しておきたい資格です。 |
日商簿記1級2級に比べて難易度がグッと上がります。有資格者は高い能力を持った即戦力であると認められます。CPAでは入学と同時にこの検定の学習を通じて簿記の本質を学びますが、試験対策的なテクニック指導を行わず、確実に理解をさせる事で、合格へと導きます。 |
全経簿記上級日商簿記1級と同レベルの試験で、経理責任者としての技能が備わっているかを問われます。日商簿記1級は計算問題が多いのに対し、全経簿記上級は理論問題が多くなるため、日商簿記1級と合わせて学習する事で、理論と計算の両方をマスターすることができます。 |
全経税法能力検定全国経理教育協会が主催する検定試験です。所得税、法人税及び消費税の仕組みや法人の会計処理、 青色申告制度等について出題されます。 「税務会計」の授業の中で、この資格を取得できるだけのスキルを身につけます。 |