【No.063】RPAなんて怖くない!

2019.06.28

こんにちは緒方です
毎度恒例ですが
前回の投稿から非常に時間が空いてしまい
申し訳ありません

…本記事の入力に3か月もかかってしまい…

さて!本日は卒業生が来てくれて
素晴らしい話を聞けたので
少しだけご紹介したいと思います

それでは、本日のブログ、スタート!!

講師ブログNo.063

「RPAなんか怖くない!」

本日午後
卒業生の黒瀬さんが勤務している
税理士法人えがお様(大阪)の皆さまにご来熊いただき
当校で講演会を行っていただきました

まずは代表社内税理士の田中様より
大まかなお仕事紹介がありました

「営業とは相手の要望を聞いて解決の手助けをすること
押し売りではありません

という言葉が印象的でした

さらに、事務所は女性が多く
顧問先等に対する
身だしなみやマナーなどにも
非常に気を使っていらっしゃるそう

そのため、メイクアップ研修やスタイリスト研修なども実施されているんだとか
なんだか一味違った事務所の様子です

そしてお待ちかね
今年卒業した黒瀬さんから
まだ3か月目のフレッシュです

「会計の知識のない方にもストラック図を持って行って
わかりやすく説明しています」

「相手に心地よくいてもらいたいから
身だしなみやマナーにも気を遣うようになりました」

と、今しているお仕事
学生時代と比べての心境の変化などを話してくれました

ちなみにストラック図とはこんなの↓

損益計算書の中身が非常にわかりやすくなっていますね
会計の知識のない方にも
これを使って直感的に説明されるそうです

そして学生からの質問コーナー

当校には税理士と一般就職(経営財務)コースがあります
黒瀬さんは、一般就職コース在籍でしたが
税理士業界に進まれたので

「なぜ税理士業界に進もうと思ったのか?」

という質問を学生が投げかけたようです

すると黒瀬さん
「もともとコンサル業務に興味があり
自分の力を経営者の方のために役立てたかった」
素晴らしいことを言ってくれます

そして当校職員の冨田先生からも質問が

冨田先生「熊本と大阪のギャップは?」
黒瀬さん「方言がすごい。電車はやっと慣れてきた。」
…ユニークな質問でした(笑)

そしてふたたび田中様が登壇
「RPAなんて怖くない!」を切り口に
講演してくださいました

「RPA」とは
ロボティック(機械)
プロセッシング(プロセス)
オートメーション(自動化)
という概念です

コンピュータ内のソフトウェア
(人工知能/AIが搭載される場合もあり)
によって人間の仕事が自動化することで
最近よく、ほとんどの仕事はロボットに取られる
と叫ばれていますね

「確かに、今までのように
過去会計だけをやっているならば危険かもしれない」と田中様

過去会計とは、企業が行った活動数値をまとめ、
決算書(財務諸表)や納税書類を作成することを意味します

これらの作業自体は確かに機械がやった方が早いでしょう

しかし田中様は
「これからの計画を立て
どうすれば経営の調子が良くなるか(=未来会計)
を考えるのは機械ではない」

と話され、さらに

「将来の良い計画を立てることは
会計の知識がなければできない。
これからの時代、ますます会計が必要」

であり

「資格のための簿記会計ではなく
簿記会計の本質や原理そのものが重要」
だと付け加えられました

CPAの教育方針である「考える会計」が
本当に大事だということをを
改めて学生たちも実感できたのではないかと思います

また、総勘定元帳や財務分析表のサンプルなどを使って
説明していただけたので
来年卒業する2年生はより具体的に
会計実務をとらえることができたのではないでしょうか

そして最後にまた質問コーナー

学生の「社会に出て必要なことは?」の質問に
田中様は

「大きな声でのあいさつ」
「人に聞くこと」
「反省すること」
の3つを挙げていただきました

特に「人に聞く」ということは自分以外の力を貸してもらうことで
自分だけの考え・知識だと…

一方向にしか伸びないけれど

他人の考え・知識も合わさると…

何方向にも伸びることができます

聞いたときに、快く教えてもらえる人間関係を日ごろから作りたいですね

本日は
学生にとって非常に良いお話をしていただきました

税理士法人えがおの皆さま、本当にありがとうございました
またぜひ、熊本にいらしてください

最後までお読みいただき
ありがとうございました